胃カメラ・胃内視鏡

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経鼻内視鏡検査とは

鼻から行う楽な胃の検査法

経鼻内視鏡検査

経鼻内視鏡検査経鼻内視鏡検査とは、先端に高性能カメラがついた5mm程度の超極細チューブを鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。

従来の口から行う胃内視鏡との一番の大きな違いは、「オエッ!」という嘔吐反射が起こらないことです。楽に行える経鼻内視鏡の登場により、胃内視鏡検査の苦痛は大幅に緩和されたといえます。

胃カメラはもう苦しくない!

口からの内視鏡検査と比較した経鼻内視鏡検査の長所は、以下のとおりです。

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嘔吐感がほとんどない

風邪になって病院を受診した時に、ヘラのようなもので舌を押さえられて「オエッ」となったことはありませんか?歯磨きの時にもなりやすい方がいます。これを「咽頭反射(いんとうはんしゃ)」といいます。

従来の口から行う内視鏡検査では、往々にしてこの咽頭反射が起こるので、検査が苦しくなりがちでした。しかし、鼻からの内視鏡検査の場合は舌の根元に触れることなく挿入されるので、咽頭反射が起きないため、ほぼ吐き気なく胃の検査を行えます。

検査中に医師との会話も可能

口からの内視鏡検査では、口がふさがれてしまうために会話をすることができません。しかし鼻からの内視鏡検査の場合は、口はフリーですので検査中でも会話する事ができます。これで検査の安全性も高まることになります。

30から60分で飲食可能に

従来の事前準備では、口から喉にかけて広範囲に局所麻酔を行います。その結果、検査後も2時間は飲水や食事ができませんでした。しかし、鼻からの内視鏡検査の事前準備は、鼻腔内(びくうない)への少量の局所麻酔のみで済みますので、検査終了後1時間程度で飲水や食事をすることができます。

リピート率は90パーセント

鼻からの胃内視鏡と従来の口からの内視鏡検査の両方を受けた経験のある方を対象としたアンケート結果によると、次回の検査で経鼻内視鏡を希望される方が90%以上でした。検査中の苦痛や検査後の制限が少ないので、「口からの内視鏡とは比較にならないくらい楽」という感想が多数です。

経鼻内視鏡でできること

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経鼻内視鏡(鼻からの内視鏡検査)によって、胃痛・胃もたれなどの原因となる胃潰瘍や胃炎は勿論のこと、日本で年間10万人以上がかかっている胃がん(がんの部位別では第1位)の正確な診断が可能です。また、胃がんになりやすいとされている、慢性胃炎の有無から発がんのリスクを判定することもできます。

胃炎や胃潰瘍を診断する際に必須の検査である経鼻内視鏡検査ですが、近年は胃がん検診でも主役となりつつあります。
従来の会社の検診などで行われている採血検査は、胃がんには間接的にしか関係しておらず、腫瘍マーカー値(CEA,CA19-9)は、がんが相当進行しないと異常値にならないため、がんの予防・早期発見の手段としては不適当です。また、バリウム検査は「影絵で判定する」方法なので、小さな病変や平坦な病変は発見が難しく、検査精度に限界があります。

「じかに胃の粘膜を見る」方法のため、非常に小さな病変も発見できるとともに、組織検査(生検)もできるため正確な診断が可能です。ここ最近では、胃の病気が疑われた場合、胃内視鏡検査を行うのが最新の主流になってきています。

辛くない内視鏡検査

鼻から行うだけでも、不快感はなくなる

経鼻内視鏡検査では、舌の根元に触れることなく挿入することができるので、咽頭反射が起きず、殆ど吐き気なく胃の検査を行えます。
従来の経口の胃カメラでの苦痛の7割以上が嘔吐反射であることを考えると、「吐き気をもよおさない」というだけでも、楽な検査方法だと言えるでしょう。

鼻からの検査件数が多い医療機関で検査を受けましょう!

鼻からの胃カメラを行う医師には、これまでの消化器内視鏡医には必要とされてこなかった鼻に関する詳細な知識や、カメラ挿入時の細々としたテクニックが必要です。
また、鼻の麻酔方法ひとつをとっても、工夫・経験の積み重ねで大きな差が出ます。実際には、経鼻内視鏡検査に習熟した医療機関では、鼻が狭いなどの理由で鼻から内視鏡を入れられない方は約1000人に1人程度。おそらく通過するだろうけれど、無理をしなかった場合も含めての割合です。

また、鼻から入れる際に、鼻の粘膜がこすれることによって出血するケースがあります。しかし、検査後に鼻をかんだ際に少し血がつくという程度であり、ぽたぽた垂れるようなことはまずありません。鼻の上を指で圧迫する以外の止血処置が必要なケースは極めてまれです。
挿入時の鼻の痛みについても、医師一人あたりの経鼻内視鏡件数が多いほど技術・経験面から考えて、楽に検査できると言えます。

病院によっては「鼻が狭いと通過できないので、口からの検査になります」「鼻血が出て止まらない場合もあります」「内視鏡の挿入時に鼻がかなり痛むことがあります」という注意点をとりわけ強調する施設があるようですが、検査法に習熟していない可能性があります。

麻酔による苦しくない内視鏡

麻酔による眠っている間に内視鏡

この治療法は少量の麻酔薬を注射し、胃の内視鏡検査を行う治療法です。
患者さんのご年齢、体重、安定剤の服用歴、前回検査時の麻酔投与量などから、麻酔方法を決定します。
ほとんどの患者様は眠っている間、もしくはボーっとしている間に検査を受けることが可能です。
嘔吐反射の強い方、検査に対する不安の強い方にはお勧めしております。
検査終了後は麻酔が覚めるまでベッドで休んでいただいております。

※患者さんによってはこの治療が行えない患者さんもいらっしゃいますのでご了承ください。

麻酔による内視鏡のメリットとデメリット

メリット
  • 苦痛なく検査が受けられる
  • 鼻からの胃内視鏡を無麻酔でやるより苦痛が少ない
デメリット
  • 麻酔薬(鎮静剤)の副作用がある場合がある
  • 通常の検査よりも検査の所要時間がかかる
  • 眠っている間もしくはボーっとしている際に検査をしますので検査中の記憶が無いことがある
  • 車の運転や機械の操作、重要な仕事などは検査後不能になります。

NBIによる精密検査

NBIとは内視鏡検査の際、特殊な光を用いてがん細胞を色で判別できるようになった機材です。
早期がんではまず粘膜表面の毛細血管が増える、拡張するといった毛細血管の変化が表れるので、通常の検査ではまだわかりにくいような病変もNBIにより発見しやすくなりました。
NBIへの切り替えは通常の内視鏡検査を行いながらボタン操作一つのみで出来るので、通常通りの検査をしている感覚で精密検査が可能です。
これまでは病変をはっきりさせるため色素をまいて内視鏡観察する色素散布による精密検査が行われていましたが、食道がんの早期発見に役立つ色素検査は、胸やけなどの刺激症状が出るなどの苦しい検査でしたが、NBIを利用することにより苦痛なく精密検査することが出来ます。

このNBIを併用することにより、高精密な検査が可能になりました。
下図の写真は通常の検査では気がつくこともできない様な小さな初期のがん細胞を拡大内視鏡とNBIを使うことにより発見した症例です。

初期症状で『がん』を発見できればすぐに対処できますので、内視鏡検査をお考えならNBIを導入している当院にお任せ下さい。

下の動画はNBIがどれくらい早期の食道癌を発見しやすいかを載せた動画です。
早期の食道癌は、おなかを切らずに胃カメラ手術で完全な治療が可能です。
しかし、早期食道癌は通常の検査では見落とされやすいです。
NBIはそのような早期食道癌の発見に非常に有用です。

下の動画はNBIで発見された早期食道癌の方です。
4秒後ぐらいにNBIのスイッチを入れますので一度ご覧になってみてください。

食道癌になりやすい方は、飲酒・喫煙歴のある方です。
通常の人間ドックの胃カメラでは、見落とされやすいので注意が必要です。

内視鏡検査の流れ ~初診から検査後の説明まで~

1検査前日

常用薬は基本的には服用しても問題ありません(種類によっては休薬が必要なものもありますので、予約時にご相談下さい)。
普段と同じように生活し、夕食は夜9時までに軽めに済ませます。
それ以降は、水、お茶、スポーツドリンク以外の飲食は禁止です。体調を整えるためにも、早く就寝することを心がけます。

2検査当日の朝

喘息、高血圧、不整脈の薬は普段どおり服用して差し支えありません。それ以外の薬については前もって医師に相談してください。また、当日の朝食はもちろんのこと、検査が終わるまでは、水、お茶、スポーツドリンク以外の飲食は全て禁止です。喫煙も控えて下さい。

3来院・受付

鎮静剤をご希望される場合、検査当日の車・バイク・自転車の運転が一切できませんのでご注意ください。
検査予約時間の15分前までに来院し、受付に診察券を提出します。

4検査

胃の中の泡を除去してきれいにするため、コップ半分ほどの消泡剤(液体)を飲みます。
喉麻酔または鼻麻酔の部分麻酔および、鎮静剤をご希望される方には静脈麻酔をしてから検査を始めます。
先端にカメラのついた細いチューブを挿入し、食道や胃、十二指腸をしっかりと観察します。

検査時間は5分程度です。
もし、異常な発赤(炎症)や盛り上がりなど、がんを疑う病変や潰瘍があれば、先端から処置具を出して組織を採取します。
検査の後は、30分~1時間ほど休みます。

5検査結果の説明

診察室に移動し、撮った画像を見ながら医師の説明を受けます。異常がなければ、1年後を目安として次回の健診を受けます。

なかでも慢性胃炎がある場合は、注意深く経過観察を続ける必要があります。組織を採取した場合には、10日後くらいに結果を聞くために再度受診します。飲食は1時間後から、生検を受けた場合には2時間後から可能ですが、なるべく消化の良いものを摂ります。当日の飲酒や運動は控えましょう。

料金

健康保険で3割負担の方の場合

初診料、内視鏡検査に必要な薬剤、血液検査として 2,000円 ~ 3,500円
内視鏡検査(検査のみ) 約4,000円
内視鏡検査(細胞検査を行った場合) 上記に加えて5,000円従いまして、
6,000円 ~ 12,500円となります。
検査の結果により,お薬を処方させていただく場合もありますので、15,000円程度ご用意下さい。

※ご予約を無断キャンセルされますと、他の患者様にご迷惑がかかるため今後当院での受診をお断りさせていただきます。変更・キャンセルの際は必ずお電話にてご連絡を下さいますようお願い致します。

藤沢・茅ヶ崎・鎌倉内視鏡NAVI TEL:0466-24-1371 診療時間 【平日】 09:00~12:00 16:00~18:30【土曜日】 09:00~12:00 16:00~17:30
藤沢・茅ヶ崎・鎌倉内視鏡NAVI TEL:0466-24-1371 診療時間 【平日】 09:00~12:00 16:00~18:30【土曜日】 09:00~12:00 16:00~17:30
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